行政書士のお仕事と車・『車庫証明申請代行業務③』

１．車庫証明書を自分の力で取得するには…
車庫証明書を取得するには下記の書類を作成・準備する必要があります。
(1)自動車保管場所証明申請書　２通
車庫証明書を申請するための書類です、
車に関する事項は、車検証の記載通りに記入して下さい（車名・型式・車体番号・自動車の大きさ）。
他の注意事項としては、
①日付は、申請日を記入します、記入の段階では空欄にしておいた方が良いでしょう。
②印は、シャチハタ印以外を使用して下さい。
③所有区分は、駐車場が自分だけの土地の場合は『自己』、共有の場合は『共有』、借りている場合は『他人』を〇でかこんで下さい。
④申請者登録番号は、記入しないで下さい。
⑤代替車登録番号・車台番号は、自動車を買い替える場合、現在の自動車の登録・車台番号を記入して下さい。
●警視庁のホームページを参照して下さい、申請書類がダウンロード出来ますし、記入例もあります。

(2)保管場所標章交付申請書　２通
保管場所標章とは、皆さん見たことがあるとは思いますが、車体に貼るステッカーのことです。
申請書の基本的な書き方は１の『自動車保管場所申請書』と同じです。
注意事項としては、『年月日』は記入せずに提出します、車庫証明書を受領する時にその日付を記入することになりま。
●警視庁のホームページを参照して下さい、申請書類がダウンロード出来ますし、記入例もあります。

(3)保管場所の所在地・配置図
１枚の書類で、左が所在図記載欄、右が配置図記載欄になっています。
①所在図
所在図は、車の所有者が主にいる場所と、車の保管場所の位置関係・主要施設等と直線の距離を記入します。
②配置図
配置図は、駐車場の大きさ、出入り口の幅、隣接する道路の幅等を記入します。共有の駐車場の場合は、何番目に保管するのか番号を記入しましょう。
●警視庁のホームページを参照して下さい、申請書類がダウンロード出来ますし、記入例もあります。

(4)保管場所使用権原疎明書面（自認書）或いは保管場所使用承諾書
①保管場所使用権原疎明書面（自認書）
車の保管場所が自分の土地・建物の場合に使用します。
②保管場所使用承諾書
車の保管場所が借りている土地・建物の場合に使用します。
親・親戚等の土地の場合でも『借りている』に該当します。
（①②とも日付は書類を書いた日付を記入します）
●警視庁のホームページを参照して下さい、申請書類がダウンロード出来ますし、記入例もあります。

(5)自動車の本拠地の位置とその位置を確認できるもの
「自動車の本拠地の位置」とは、　自動車の保有者（使用者）の拠点のことで、個人の場合は、実際に居住しているところになります。
法人の場合は、事業所・営業所等活動の実態があるところになります。
使用の本拠地が確認できるものとは、
例えば、電気・ガス等の公共料金の領収書、消印のある郵便物、運転免許証等、居住又は営業所等が確認できるものです。

以上1～5までの書類を作成或いは準備した後に、警察署（自動車保管場所・車庫を管轄している）に申請に出向くことになります。

■その後の手順は、
(1)申請書が受理されると『納入通知書兼領収書』が渡されます、後日必要になります、なくさない様に保管して下さい。
この時の注意事項としては、印鑑を持参することと申請時手数料（2,100円）がかかることです。
(2)３～７日後に、警察署に再び出向き、書類を受領する。
『納入通知書兼領収書』を見せ、手数料（標章交付手数料500円）を支払い下記の３つの書類を受領して、車庫証明書の手続きは完了です。
①車庫証明書（自動車保管場所証明書）、②保管場所標章番号通知書、③保管場所標章（ステッカー）

★上記の手続きをすることで、ご自分の力で『車庫証明書』を取得することは可能です！トライしてみてください！

以上で本日は終了です、『車庫証明申請代行業務』のお話も本日で終わりです！次回は新シリーズです、よろしくお願いします！