「行政書士・まさ🤗」と考える「建設業許可②！」「おなじ日に施工した外構工事と補修工事は全く別の工事？」

１．同じ日に外構工事と補修工事を施工した場合、別の工事として扱って大丈夫？
[質問]
当社は建設業を営んでいる会社です、建設業の許可は現在ありません。先日、同じ日に同じ施工主さんから「外構工事」と「看板の補修工事」の依頼を受け、施工させて頂きました、内容は、外構工事400万円(消費税別)、看板の補修工事200万円(消費税別)、計600万円(消費税別)です、内容が全く別の工事ですし、請求書も各工事で出すつもりです。合計で500万円を超えていますが建設業の許可がなくても問題ないですよね？

今回のようなご質問は、質問者のように勘違いされている方が多いですが、工事内容で言いますと、工事の種類ではなく同一の工事とみなされる可能性が非常に高いです、同日の施工で現場も一緒、施工主さんも一緒で、請求書も一緒となれば、外構と看板の補修工事は付帯工事とみなされるでしょう、建設業の許可がなければ建設業法違反になります。

2．土木一式工事業の建設業許可で、500万円以上の工事を下請けすることはできないの？
[質問]
元請からの指示もあり、今回「土木一式工事業」の許可を取得しました。しかし、元請からは「土木一式工事業」では500万円以上の下請工事を出すことができない、あなたに出している工事には「とび・土工工事業」という建設業免許が必要なんですよ、と言われてしまいました。確かに、言われて確認をしてみると、私が出した「工事経歴書」に書かれている工事は「とび・土工工事業」に該当するみたいです、修正するにはどうしたらいいのでしょうか？

建設業許可には大きく分けると２種類あります、建築・土木の一式工事業という「元請け用」の許可(2種)と、質問者が言われる「とび・土工工事業」のような専門工事業(27種)という主に「下請け用」と言われるものです。
質問者が、下請け工事しかしないのであれば、今回取得された「土木一式工事業」の免許は役に立ちませんし、消費税込で500万円以上の工事をすることもできません。やはり、元請さんが言うように「とび・土工工事業」の許可を取るしかないでしょう。
質問者が「とび・土工工事業」の許可をとるには、今回取得した「土木一式工事業」の許可を修正するのではなくて、「業種の追加」という申請を行う必要があります。手数料が新たにかかります(5万円)、つまり今回取得した「土木一式工事業」にプラスして新たに「とび・土工工事業」の許可を取得することになります。すでに「土木一式工事業」を取得しているので必要書類は若干緩和されるはずです。
「質問者」は今回、「土木一式工事業」と「とび・土工工事業」の2つの建設業許可を取得することになります、現状「とび・土工工事業」は無駄になったと思われるかもしれませんがそんなことはありませんよ、「土木一式工事業」を元請け用として、「とび・土工工事業」を現在の下請用として使うことで今後、お仕事を請負う幅も広がっていくのではないですか！

本日は、建設業許可のお悩み事にお答えしてきました、次回も建設業許可について見ていきたいと思います、次回も「戸田市の行政書士・まさ🤗のブログ」をよろしくお願いします(*^▽^*)！

本日ご紹介するパワースポットは、三重県伊勢市にあります二見興玉神社(ふたみおきたま神社)の「夫婦岩」です、見ているとなんかほっこり💛しますね(*^▽^*)！