「行政書士・まさ」がお教えする建設業の「経営事項審査⑥」について!
行政書士 まさ行政書士 まさ

お疲れさまです、「戸田市の行政書士・まさ🤗」です!今年もあとわずかになってしまいましたね、本当に大変な一年でした、残りわずかですがキッチリとコロナ対策お願いしますね🙇!
本日は、「経営事項審査」の最後の審査項目W評点についてです、よろしくでーす(^_-)-☆!

1.W評点の算出方法
「W評点」は、社会的貢献度などを評価します。 労働福祉点数、営業継続点数、 防災協定点数、法令遵守点数、 建設業経理点数、研究開発点数、建設機械保有点数、国際標準化機構登録点数、若年技術者育成確保状況点数を合計したものに (10×190/200)を乗じたものを「W評点」としています。
(1)労働福祉点数
[労働福祉点数]は
、以下の点数を加算したものです

保険制度等未加入加入
雇用保険▲40点0点
健康保険▲40点0点
厚生年金保険▲40点0点
建設業退職金共済制度0点15点
退職一時金制度もしくは企業年金制度0点15点
法定外労働災害補償制度0点15点

※【減点評価】:雇用保険、健康保険、厚生年金保険に未加入の場合は減点されます。
※【加点評価】:建設業退職金共済制度、退職一時金制度もしくは企業年金制度、法定外労働災害補償制度に加入している場合は加点されます。

(2)営業継続点数
[営業継続点数]は営業年数点数民事再生法・会社更生法の適用有無点数を加算したものです。

営業継続点数=①営業年数点数+②民事再生法・会社更生法の適用有無点数

①営業年数とは
営業年数は、建設業の許可又は登録を受けた時より起算して、審査基準日までの期間とします。 その年数に年未満の端数があるときは切り捨てます。

営業年数5年以下は0点、6年以上35年までは、営業年数が1年増える毎に点数が2点アップします (最大60点:営業年数35年以上)。
【営業年数算出テーブル】

営業年数点数
5年以下0点
6年2点
7年4点
8年6点
9年8点
10年10点
11年12点
12年14点
13年16点
14年18点
15年20点
16年22点
17年24点
18年26点
19年28点
20年30点
21年32点
22年34点
23年36点
24年38点
25年40点
26年42点
27年44点
28年46点
29年48点
30年50点
31年52点
32年54点
33年56点
34年58点
35年以上60点

民事再生法・会社更生法の適用を過去に受けた場合には、再生手続終結の決定又は更正手続終結の決定を受けた時から起算します。
営業休止がある場合には、休止期間を営業年数から控除します。

②民事再生法・会社更生法の適用有無点数とは
民事再生法・会社更生法の適用有無点数は、民事再生法・会社更生法の適用有りの場合は▲60点です、 適用なしの場合は0点です。

(3)防災協定点数とは
[防災協定点数]は、防災協定を締結している場合に加点されます。締結していない場合は0点です。 地域に貢献する企業を後押しすることを目的としています。
・防災協定の締結有の場合は:20点
・防災協定の締結なしの場合は:0点

※防災協定とは、災害時の建設業者の防災活動等について定めた建設業者と国、特殊法人等又は地方公共団体との間の協定をいいます。 活動計画書や証明書等により、防災活動に一定の役割を果たすことが確認できる企業について加点します。

(4)法令遵守点数とは
[法令遵守状況点数]は、営業停止処分を受けた場合は▲30点、指示処分を受けた場合は▲15点です。処分を受けていない場合は0点です。
・営業停止処分:▲30点
・指示処分:▲15点
・処分なし:0点

法令遵守の状況は、審査対象年に建設業法第28条の規定により指示をされ、又は営業の全部若しくは一部の停止を命ぜられたことがある場合に、 減点して審査されることになります。

(4)建設業経理点数
[建設業経理点数]は監査の受審状況点数と公認会計士等数点数を加算したものです。

建設業経理点数=①監査の受審状況点数+②公認会計士等数点数

①監査の受信状況点数とは
監査の受審状況点数は、会計監査人を設置した場合は20点会計参与を設置した場合は10点自主監査の場合は2点監査無しの場合は0点です。

監査の受審状況点数
会計監査人の設置20点
会計参与の設置10点
自主監査2点
監査無し0点

②公認会計士等数点数とは
公認会計士等点数は、以下の算出式で算出した数値を、公認会計士等点数算出テーブルに当てはめて算出します。

◆(公認会計士等の数)×1+(2級登録経理試験合格者数)×0.4
【公認会計士等点数算出テーブル】

平均完成工事高
(億円)
10点8点6点4点2点0点
600以上13.6以上10.8以上
13.6未満
7.2以上
10.8未満
5.2以上
7.2未満
2.8以上
5.2未満
2.8未満
150以上600未満8.8以上6.8以上
8.8未満
4.8以上
6.8未満
2.8以上
4.8未満
1.6以上
2.8未満
1.6未満
40以上150未満4.4以上3.2以上
4.4未満
2.4以上
3.2未満
1.2以上
2.4未満
0.8以上
1.2未満
0.8未満
10以上40未満2.4以上1.6以上
2.4未満
1.2以上
1.6未満
0.8以上
1.2未満
0.4以上
0.8未満
0.4未満
1以上10未満1.2以上0.8以上
1.2未満
0.4以上
0.8未満
0.20
1未満0.4以上0.2

(5)研究開発点数とは
[研究開発点数]は、会計監査人設置会社に限定して、公認会計士協会の指針等で定義された研究開発費の金額で評価します。 常に2期の平均値で評価します。

平均研究開発費点数
100億円以上25点
75億円以上100億円未満24点
50億円以上75億円未満23点
30億円以上50億円未満22点
20億円以上30億円未満21点
19億円以上20億円未満20点
18億円以上19億円未満19点
17億円以上18億円未満18点
16億円以上17億円未満17点
15億円以上16億円未満16点
14億円以上15億円未満15点
13億円以上14億円未満14点
12億円以上13億円未満13点
11億円以上12億円未満12点
10億円以上11億円未満11点
9億円以上10億円未満10点
8億円以上9億円未満9点
7億円以上8億円未満8点
6億円以上7億円未満7点
5億円以上6億円未満6点
4億円以上5億円未満5点
3億円以上4億円未満4点
2億円以上3億円未満3点
1億円以上2億円未満2点
0.5億円以上1億円未満1点
0.5億円未満0点

(6)建設機械保有点数とは
[建設機械保有点数]は建設機械の保有台数(1~15台)で加算され、最高15点です。 建設機械を所有していない場合は0点(保有台数0台で0点)です。
◆建設機械を自ら所有している場合、又は、審査基準日から1年7ヶ月以上の使用期間が定められている リース契約を締結している場合には評価対象になります。
・保有台数0台:0点、1台:5点、2台:6点、3台:7点、4台:8点、5台:9点、6台:10点、7台:11点、8台:12点、9台:12点、11台:13点、12台:13点、14台:15点、15台以上:15点

(7)国際標準化機構登録点数とは
[国際標準化機構登録点数]は、ISO9001, ISO14001に登録している場合に 各5点加算されます(最高10点)。

国際標準化機構の登録状況
ISO90015点0点
ISO140015点0点

但し、この評価は認証範囲が建設企業全体である場合においてのみ評価され、 認証範囲に建設業が含まれていない場合及び認証範囲が一部の支店等に限られている場合には、加点されません。

(8)若年技術者育成確保状況点数とは
[若年技術者育成確保状況点数]は、 若年技術者(35歳未満)の継続雇用と新規雇用について、 各1点加算されます。

若年技術者の育成及び確保の状況点数該当非該当
継続雇用(35歳未満が15%以上)1点0点
新規雇用(35歳未満がが1%以上)1点0点

本日は以上です😅!、次回は「経営事項審査」の後どのようにして「公共工事受任」に結び付けていくかを見ていきましょう!
次回も「戸田市の行政書士・まさ🤗のブログ!」をよろしくお願いします!

本日ご紹介するパワースポットは、広島県廿日市市にあるあの有名な「厳島神社」でーす(*^▽^*)!

行政書士・まさ行政書士・まさ

最後までお付き合いいただきありがとうございます、「行政書士・まさ🤗」は本当に気さくな行政書士ですよ。こんなこと聞いたらダメかな?、こんなことは聞けないよなぁ~!等々、お困りなことがありましたら相談してみてください!電話してみてください。只今、初回のご相談は無料でご対応していますよ😄!
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