こんにちはー!
「戸田市の行政書士・まさ」です!今回は、「相続ってこわい😱?」のパート㉟です、ローンのある不動産を相続した場合のお話です、よろしくお願いします🤗!
35.ローンが付いているアパートを相続することになったのですが、ローンも相続できるのですか?
《仮の事例》
△△さんは一人息子です、父親は先々の生活を考えて、定年後にローンを組んでアパートの経営を始めました、おかげさまで当初からアパートは満室でローンの支払いも問題ないと思っていました、ところが、父親がアパート経営を始めて間もなく心筋梗塞で急死してしまいました。△△さんと母親が遺産を相続することになり、△△さんは母親にアパートとローンを相続させれば、家賃でローンを払えて、生活費も入ると考えました。そして、母親にアパートを、自分には少ない預貯金を相続するという遺産分割協議書を作り、アパートの名義変更をしようとローンを組んでいる銀行に連絡したところ「ローンについての相続は難しい」と言われてしまいました、どうしたらいいのでしょうか?
(1)ローンは債務です、債務は遺産分割協議では分割できません!
△△さんのように、母親がアパートを相続すれば、そのアパートのローンも母親が当然に相続すると考える人は多いのではないでしょうか、それは違います! 債務というものは原則、法定相続割合で相続されるのです(「相続ってこわい😱?⑦」を見てください、そのような事例を記載してありますよ)、そのため△△さんもローンを法定相続の割合で相続することになります。このローンを母親だけに相続させるためには債権者の同意が必要になります、今回の場合は銀行の同意が必要なのです、つまり、債務の相続は相続人の遺産分割協議では確定できないのです!
△△さんは、母親にローンを相続させたいのであれば、銀行(債権者)の同意を取らねければなりません、銀行は再度ローンの審査をします、今度は母親の審査です。ここで母親が審査に通らないとなると、△△さんもローンの返済をしなければならない可能性が出てきますね!遺産分割の前に早めに銀行と話し合うことをお薦めします。
(2)団体信用生命保険のメリットとデメリット
団体信用生命保険とは、自宅用不動産を購入する際にほとんど加入すると思うのですが、ローンの債務者が亡くなった場合にその生命保険金でローンが完済されるというものです。
△△さんの父親のようなアパートなどの投資用不動産でも、この団体信用生命保険に加入することができます、メリットとしては、遺族がローンを背負わないという点ですね、ただしデメリットもあります、相続時にローンが残っていたら、その金額を遺産総額から差し引くことが出来なくなります(ローンの残は団体信用生命保険金で支払われてしまうからです)。
この団体信用生命保険を利用するか、しないかは、残される遺族の返済能力も考えて検討することが良いでしょう!
今回は以上です、次回もブログへのお立寄り、是非・是非お願いします(^_-)-☆!
ブログを最後までお読み頂きありがとうございます、相続のことでお困りのときは「まさ先生」に相談してみてくださいね、気さくでとってもお話ししやすいです、そして見た目より😄とっても頼りになりますよ!「まさ先生の事務所」は電話でも出張相談でも初回は無料で対応させて頂いております、お気軽にご相談してくださいね🤗!「まさ先生」のホームページはこちらです!