「行政書士・まさ🤗」と考える「産業廃棄物収集運搬業許可⑥！なぜ……」「建設現場の廃棄物の責任者はだれ？」

◆建設現場の廃棄物の責任者はだれ？
建設工事からでる廃棄物を処分する責任者は、その建設工事の元請業者になります。つまり、元請業者自身が廃棄物を処理場まで運ぶか(この場合は産業廃棄物収集運搬業許可は不要です)、産業廃棄物収集運搬業免許を持つ業者に委託するかです。

・建設工事…土木建築に関する工事であって、建築物その他の工作物の全部又は一部を解体する工事を含みます。
・元請業者…注文者（施主）から直接建設工事を請け負った建設業を営む者(間接的に請け負った者、二次的に請け負った者は下請負人となります)。

上記の根拠となる法律
※廃棄物処理法21条の３第１項
建設工事が数次の請負によって行われる場合は、建設工事に伴い生ずる廃棄物の処理について、元請業者を排出事業者とします。これにより、元請業者は、排出事業者として自ら適正に処理を行い、又は委託基準に則って適正に処理を委託しなければなりません。また、下請負人は「廃棄物処理業の許可業者」であって「元請業者からの処理委託契約」がなければ、廃棄物の運搬又は処分を行うことはできません。

では、元請業者から仕事を請負った下請け業者は現場で出た廃棄物を処理することができないの？　そうすると現場の仕事に支障が出ますよね、そこで下記の全ての事項に該当する場合は、収集運搬業の許可がなくても下請け業者でも運搬できるとしています。

①建設工事（建築物等の解体、新築又は増築を除く）又は建築物等の瑕疵の補修工事であって、当該工事の請負代金の額が５００万円以下であるもの
②特別管理廃棄物以外の廃棄物であるもの
③１回に運搬する廃棄物が１ｍ３以下であるもの
④当該運搬の途中で積替え保管を行わないもの
⑤運搬先は元請業者が使用権限を有する保管場所又は廃棄物処理施設であって、排出場所と同一の都道府県又は隣接する都道府県に存するもの
⑥事業場の位置、廃棄物の種類及び量、運搬先並びに運搬を行う期間等を具体的に記載した別紙を作成し、請負契約書の写しとともに携行するもの

上記の根拠となる法律です
※廃棄物処理法21条の３第3項
建設工事に伴い生ずる産業廃棄物について、書面による請負契約で「下請負の廃棄物は下請負人が運ぶ」と定め、下請負人が自らその運搬を行う場合には、下請負人も排出事業者とみなします。この場合、下請負人は産業廃棄物処理業の許可がなくても、当該廃棄物の運搬を行うことを可能としますが、産業廃棄物処理基準及び改善命令に係る規定を適用します。また下請負人が不適正な処理を行ったときは、元請業者及び下請負人を指導します。
・下請負人が許可なく運搬できる場合（すべてに該当した場合に限ります。）
(1)建設工事（建築物等の解体、新築又は増築を除く）又は建築物等の瑕疵の補修工事であって、当該工事の請負代金の額が５００万円以下であるもの
(2)特別管理廃棄物以外の廃棄物であるもの
(3)１回に運搬する廃棄物が１ｍ３以下であるもの
(4)当該運搬の途中で積替え保管を行わないもの
(5)運搬先は元請業者が使用権限を有する保管場所又は廃棄物処理施設であって、排出場所と同一の都道府県又は隣接する都道府県に存するもの
(6)事業場の位置、廃棄物の種類及び量、運搬先並びに運搬を行う期間等を具体的に記載した別紙を作成し、請負契約書の写しとともに携行するもの（省令第７条の２第３項第９号）

◆建設現場で出る廃棄物
建設現場で出る廃棄物の多くに係るのは解体業者ではないでしょうか、今回は、一般的な家屋等の解体工事ででる産業廃棄物を下記に列挙しておきます、産業廃棄物収集運搬業許可取得を考えるときの参考にして頂けると嬉しいです🤗。

①廃プラスチック類、②紙くず、③木くず、④繊維くず、ゴムくず、⑤金属くず、⑥ガラス・コンクリートくず及び陶磁器くず、⑦がれき類です。

上記8品目に、汚泥、廃油を加えた10品目が「建設廃棄物」と言われています。

産業廃棄物収集運搬業許可のことが詳しく書かれています、「産廃収集許可サポートオフィス埼玉」のホームページをご覧いただけると嬉しいです(*^▽^*)！

本日は、建設現場からでる廃棄物と産業廃棄物収集運搬業の関係を見てみました、次回も「戸田市の行政書士・まさ🤗のブログ！」もよろしくでーす(*^▽^*)！

本日ご紹介するパワースポットは、愛媛県今治市にある「大山祇神社、奥の院にあります生樹の御門(いききのごもん)」です、樹齢3,000年のクスノキみたいです、奥の院は「好きな人がいること」というドラマで、桐谷美玲さんが訪れていたロケ地みたいです(*^▽^*)！