「行政書士・まさ」がお教えする建設業の「経営事項審査②」について!
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お仕事一日お疲れさまでした、「戸田市の行政書士・まさ🤗」です!本日は「経営事項審査」で、どのような項目を審査して、対象の建設業者の企業規模・経営状態を数値化しているのかを見ていきたいと思います。数字がたくさん出てきますがめげずに頑張っていきましょう、何となくでもわかってくると自分の会社の位置がわかって「公共工事」取得の参考にもなると思います!でははじめていきましょうか😅!

1.「経営事項審査」の申請(正式名称は「経営規模等評価申請」+「総合評定値請求」といいます)
前回申しましたが、「経営事項審査」とは、対象となる建設業者について、その企業の企業規模・経営状況などの客観事項を数値化するための審査のことです。

審査の項目は下記の通りです。
X1評点:工事種類別年間平均完成工事高
X2評価:自己資本額及び平均利益額
Y評価 :経営状況(財務諸表の評価と経営状況分析結果)
Z評価 :建設業種類別技術職員数及び工事種類別年間平均元請完成工事高
W評価 :その他の審査項目(社会性等)


審査で出た数値を下記の計算式を用いて、その会社の持ち点(P点)を算出します。
総合評価(P点)=X1×0.25+X2×0.15+Y×0.2+Z×0.25+W×0.15
従来に比べて、X1評価(工事種類別年間平均完成工事高)の比重が下がりX2評価(自己資本額及び平均利益額)とZ評価(建設業種類別技術職員数及び工事種類別年間平均元請完成工事高)の比重が高くなりました。

この「経営事項審査」で算出されたP点を、公共工事の発注元である行政機関は独自に格付けを行っています!
ランクは通常A~Eで区別されているようです(都道府県、発注機関によっても区別は異っているようです)。
ランク付けすることによって、工事業種別に、受注できる工事の規模が決まるのです。
仮に「甲自治体」が下記のようにランク付けしていたとしましょう。工事業種は「建築一式工事」とでもしておきましょうか!

総合評点(P点)ランク発注工事金額
900点以上5億円以上
800~899点3億円以上5億円未満
700~799点1億円以上3億円未満
600~699点5,000万円以上1億円未満
599点以下5,000万円未満

ここで勘違いされることが多いのが、Aランク(一番上のランク)であれば、全ての工事を入札できると思われがちですが Aランクの会社については、基本的には、Bランクの工事を入札することはできません。
つまり、自社の当てはまるランクの範囲の工事しか受注できないのです。ランクが高ければ良い、というわけではないのです。
自社は小さな会社なので、公共の発注機関から仕事がこないのでは、と心配される会社さんもいますがこのランク付けの制度により、上のランクの企業が下のランクの工事に参加することを禁止しているのです。さらに地方自治体では,地元の中小企業を保護するために,大規模の工事を細かく分割して、下のランクの地元中小企業にも受注機会を与えるため分割発注を行うことも多いのです。
このようなことを考えると、小さな会社であっても「経営事項審査」を受けることで「公共工事」を受任することは可能なのです。チャレンジする価値は十分にあるんじゃないですか!

本日は「経営事項審査」の総合評点(P点)がどのように算出されて、どのようにランク付けされているかを見てきました(*^▽^*)!、次回は各審査項目の評点がどのように算出されるのかを見ていきたいと思います!

次回も「戸田市の行政書士・まさ🤗のブログ!」をよろしくお願いしますね(*^▽^*)!

本日ご紹介するパワースポットは、映画「蛍火の杜へ」の舞台にもなった熊本県にあります「上色見熊野座(かみしきみくまのいます)神社」です、なにか神秘の世界を感じませんか?

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