「行政書士・まさ🤗」と考える「株式会社の設立⑥　株式会社設立の流れ・定款5！」

1．定款の認証
定款には、従来の紙のタイプと、電子定款があります、今は電子定款が主流です。何故かというと「電子定款」にすると印紙代の4万円がかからないからです、それだけ会社設立時に節約できるということですね。
下記に、会社設立時に最低限かかるお金を、紙・電子定款、株式会社・合同会社と比較して記載します。一目瞭然ですね、電子定款のお得さが…！

	株式会社設立	株式会社設立	合同会社設立	合同会社設立
	紙の定款	電子定款	紙の定款	電子定款
収入印紙(紙の定款)	40,000円	0円	40,000円	0円
定款認証費用	50,000円	50,000円	0円	0円
登録免許税	150,000円	150,000円	60,000円	60,000円
合計	240,000円	200,000円	100,000円	60,000円

※合同会社の定款は、公証人の認証が不要です。
ではなぜ合同会社の定款には認証が不要なのでしょうか？それは、株式会社は、出資者である株主と、会社の運営を任された経営者が違うのに対して、合同会社は、出資者である株主と経営者が同じだからです。定款はそもそも、会社のルールブックです、そのルールブックを根拠に株主VS経営者の争いがおこるのです、ですから株主＝経営者である合同会社ではそのような争いが起こるはずがありません、従って、このような争いの可能性が極めて少ないと考えられる合同会社の定款は、第三者である公証人の認証がなくても十分なのです、だから任意の定款でも会社の設立が認められているのではないでしょうか！

2．電子定款作成の流れ
電子申請の流れを簡単にご説明しておきます、流れだけを説明します、詳細をこの紙面では説明するのは難しいです、慣れてしまえばいいのでしょうが…、まさはなかなか慣れません😢。

①定款の作成…まずは定款を作りましょう
　　⇩
②作った定款を公証役場で事前に確認してもらいます…認証を受ける公証役場に連絡して事前に作った定款をチェックしてもらいます
　　⇩
③定款の認証日の予約をします(認証してもらう公証役場に電話して予約をします、電話の日から1週間以上先になると思います)
　　⇩
④定款が確定したら、電子定款を作成します
　・定款のＰＤＦ化…ワードをＰＤＦ化するソフトが必要です(アドビシステムズのAdobe Acrobat、株式会社リーガルのSky RDF)
　・電子署名…公的個人認証(マイナンバーICチップに格納されています)、読み取るのにカードリーダが必要です。
　・法務省のホームページ「登記・供託オンラインシステム」から利用者登録をしてオンライン申請します。
　　⇩
⑤指定された定款認証日に、公証役場に行き認証した定款の謄本とCD-Rにデータを入れてもらいます
持ち物は次のものですが、認証予約時に確認してください
　・発起人全員の印鑑登録証明書(原本)　
　・定款
　・ＣＤ-Ｒ
　・定款認証費用　50,000円＋α(謄本手数料1枚250円、8ページだと2,000円かかります)

本日は以上です、定款の認証と電子定款について見てみました、次回は会社設立に許認可必要な場合について見てみたいと思います、次回も「戸田市の行政書士・まさのブログ！」よろしくお願いします(*^▽^*)！

本日ご紹介する滝のパワースポットは、屋久島にあります「千尋(センピロ)の滝」です、滝の左側にある岩盤が、まるで千人が手を結んだくらいの大きさということで「千尋の滝」と名づけられたそうです。昔から人が両手を広げた長さを“一尋”と呼び、身体のモノサシとして使っていたことに由来しているみたいですよ(*^▽^*)！