「行政書士・まさ🤗」と考える「留学生の悩み事④！」「日本で就職するのは難しい？」

１．留学生が日本で就職するのは難しいですか？
[質問]
私は日本の大学に通う留学生です、大学卒業後は日本で就職したいと考えています。しかし先輩方を見ていると日本での就職がかなわず帰国している人が多いように感じます。実際の統計上も70％くらいの留学生が帰国しているというのを見たような気がします。
受け入れてくれる企業がないのですか？
留学生が一流企業ばかり目指しているからですか？

■日本だけではありませんが、自国の雇用を守るために外国人の方が働く場合に様々な規制が設けられています。日本人のように自由にどんな職業につけるわけではないです。

雇用する企業の側を見てみましょう、あえて外国人の方を雇用する合理的な理由がないと外国人の方を雇用するということに積極的な企業は少ないかもしれません。

留学生が就職する場合は、学校で専攻していた内容と就職先の業務内容に関連がなければ就職することができません、この条件をクリアしていないと、仮に日本の企業に就職が決まったとしても、入管で就労への在留資格変更の許可を受けることができないでしょう。日本人であれば、アルバイトをしていた会社にそのまま就職することも可能ですし、経済学を勉強していた人がエンジニアの会社に就職もすることも可能です、自由なのです。しかし外国人の場合はこのようなことはほぼできません。不公平と感じるかもしてませんが、このような日本の政策と同じようなことがどの国でも取られています、特に先進国と言われる国では厳しい基準が設けられています。厳しいお話になってしまいましたがこれが現状だと思います。しかし、2019年4月の改正入管法で「特定技能」という新しい在留資格が創設されたように、外国人の方が日本で働く機会というのは確実に増えてきています。

2．アルバイトからそのまま就職することはできますか？
[質問]
私はインドネシアからの留学生です、大学で経済学を学んでいます。今は「資格外活動の許可」をとって居酒屋でアルバイトをしています。日本での就職は難しそうです、このままアルバイト先の居酒屋に就職して日本で暮らして生きたのですが無理なのでしょうか？

■１のご質問とかぶる部分がありますが答えします、経済学を学んでいるあなたが、アルバイト先の居酒屋で就職するのは難しいです、仮にそのアルバイト先の本部で総務・経理の仕事、翻訳の仕事で就職することができるのであれば就労の在留資格が許可される可能性があるでしょう。アルバイトと同じ仕事では就労の在留資格は許可されないでしょう。

飲食店で外国人の方を雇用するケースは、「技能という在留資格」で雇用することが多いです。
「技能という在留資格」は、料理の調理又は食品の製造に係る技能で外国において考案されわが国において特殊なものを要する業務に従事する者とされています、身近なところでは中華料理やインド料理のコックさんです。この資格は原則、10年以上の実務経験が必要になります。もちろんホール係のようなウェイター・ウェイトレスの仕事はできません。プラス給料は「日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上のもの」と決められています。

本日は、日本で学んでいることと就職先の業務との関連性について見てきました、次回も「戸田市の行政書士・まさ🤗のブログ！」をよろしくお願いします(*^▽^*)！

本日ご紹介するパワースポットは、岐阜県にあります「養老の滝」です、、『親孝行な木こりが、湧き出た水をひょうたんに汲み、父に飲ませると若返った』という物語が伝わる滝みたいです(*^▽^*)！